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これぞアメ車、
ハマーの歩んできた歴史

その軍用車の様な豪快なスタイルと強靭な走行性。ハマーはまるでアメリカ文化を象徴する様なロマン溢れるSUVです。このハマーが一体どういった歴史を歩んできたかについてご紹介。

• ハマーの名車たち

  ハマーのラインナップからハマーの歩んできた歴史もご紹介。

  ハマーH1

  ハマーの真骨頂となるのがハマー第一弾となる「ハマーH1」。
  H1は上述の通りハンヴィーをベースに市販化したモデルです。エンジンやインテリアなど一部箇所は市販乗用車用にアレンジされていますが、ボディやシャーシといった基本構造はハンヴィーと全く同じです。軍用車そっくりの見た目と性能を味わえるという事で、一部のコアな層を中心にヒット。
  各国の軍用車両や災害車両としても普及していき、ハマーブランドを一躍世間に知らしめました。

  

  ハマーH2

  続いて登場したのが2002年より発売開始された「ハマーH2」。
  ハマーH2は、H1のデザインを躊躇しつつメカニズムはシボレーのSUV「シボレー・タホ」をベースに開発されたモデルとなります。H2はH1の直接的な後継機ではなくサイズも一回り小さくなりますが、手軽にハマーの魅力を味わえることもあり大ヒット。
  ライト層やカスタムカー層などにも普及しハマーブランドをより浸透させていきました。

  ハマーH3

  H2よりさらに小型化、低価格化した「ハマーH3」を2006年に発売開始。
  こちらもH2と同じく幅広い層に普及しハマーブランドの発展に一躍買いました。
  ハマーと呼ばれる車は計3種類となり、いずれのモデルもSUV市場で脚光を浴びて多くの方に親しまれました。

• ゼネラルモータースの破綻

  順調な人気を獲得していたハマーブランドですが、経営母体となるゼネラルモータースの破綻により突然の終止符を打たれます。
  リーマンショックなどの煽りを受け2009年にゼネラルモータース社が経営破綻。これにより翌年2010年にハマーブランドは廃止され誕生からわずか18年でブランドの幕を下ろしました。
  ゼネラルモータースは民事再生により復活し現在はいくつかの車ブランドを展開していますが、ハマーブランドについては今も廃止されたままであり新車の発売は行われていません。

• しかし、未だハマーの人気は衰えず

  不運にもブランドが廃止されてしまったハマーですが、現在もその独特の魅力から根強い人気が続いていて、日本でのアメ車買取市場でも人気が高いです。
  もともと人気であった車なだけにブランド廃止でプレミアが付き、中古車市場では依然として高値を維持しています。ハマーのファンイベントなども各地で頻繁に催されており、ハマーは未だに人気のアメ車として君臨し続けています。ハマーはブランドの歴史は短かったものの、強烈な印象を残し今も多くの方に愛されています。
  今後もアメ車を代表する車として、この人気は色褪せることはないでしょう。ブランド再開のニュースは今現在ありませんが、是非いつの日か復活を期待したいところです。